「オトシン」いろいろ 2

皆さん、こんばんは。ybkjです。

ネタが全く思いつかないまま、つらつらと「撮り貯め」してあった写真を整理していたら、、、
まぁ~驚いたことに、なんとなんと「オトシン」の中々よい写真があるではあ~りませんか!

これなら、何とか「第2弾」が出来るぞ!

というわけで、お届け致します。



「ファロ支部」の水槽に泳いでいるオトシン達、Part 2!!








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Otocinclus Vittatus Regan, 1904

世間一般的に「並オトシン」と広く言われているオトシンです。コロンビア、ベネズエラ、ペルー、ブラジル、ボリビア、アルゼンチンととても広い範囲に分布している種類です。地域差が大きく反映された個体も居るようで、「O.ヴィッタータス」の中でも5種類に分けられるとも考えられています。また、「LDA23」というL-ナンバーもついています。
多くのアクアリストが、ご自慢の水槽で飼育しているオトシンを、この「O.ヴィッタータス」と表現しています。しかし、実際に本種であることは少ないと思います。。。入手はそんなに難しくないですが、思っているより流通は少ないのでは?と、感じます。。。






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Otocinclus affinis Steindachner, 1877

別名を「ゴールデン・オトシン」と言われるだけあって、他のオトシンに比べると綺麗な透き通った茶色をしています。生息地域は、ブラジル南部とアルゼンチン。。。つまり、高水温は苦手な地域ご出身の、ちょっと気難しいオトシンです。流通は多くなく、混ざって入ってくることも少なく、入手しにくい種類かと思います。たまに、まとまって入ってくることがあるようですが。。。
一旦、環境に適応してしまえば、そこそこタフな「O.アフィニス」ですが、ファロ支部ではこっそり度が高い高い・・・。






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Otocinclus hoppei Ribeiro, 1939

小型で、活発な、元気ものオトシン。それが、この「O.ホッペィ」です。模様が「O.マリアエ」と「O.マクロスピルス」にとても似ており、この3種類は区別が難しいです。ブラジル出身で、頻繁に入荷される種類です。「O.マクロスピルス」ほどではないですが、オトシンの中では丈夫な部類に入り、飼い易い種類だと思います。「オトシン祭り」には、必ず参加する陽気なオトシン。






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Otocinclus vestitus Cope, 1872

こちらが本当の「O.ヴェスティタス」でしょう!先日の「O.フアロラニィ」と比べてみても姿形がとても類似しており、区別・判別が難しいです・・・。なので、こういう時に役に立つのが、「便名」や「産地」の情報。。。この固体は、ペルーの一般便からの入荷だったようですから、明らかに「O.ヴェスティタス」と言い切れると思います。
「O.フアロラニィ」同様、低pHにもつよくタフなオトシンですが、入荷時の状態で、健康状態が大きく左右されている感じがします。。。






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Hisonotus leucofrenatus (Ribeiro, 1908)

皆さんご存知、「オトシン・ネグロ」です。。。コケ取りの達人、として重宝されていますが、実際ところ、その仕事ぶりは他のオトシンクルス属のオトシンと同等か、いや、もしかしたら↓と、ファロ支部は感じています。まぁ、「馬鹿とはさみは・・・」よろしく、このお魚の特性や習性を上手く利用すれば、ネグロもかなりの働き者なのですが・・・。
幅広い水質に適応できますが、元々は、低水温が好みのお魚さんです。比較的簡単に「繁殖」させることも出来る、ある意味、究極の「オトシン」ではないでしょうか?

流通されている多くは、人工的に繁殖された固体が多いようです。また、我々のような素人の水槽で増えたネグロがたまに流通されることもあるようです。。。元々は、アルゼンチンよりのブラジルの川に多く分布する種類です。採集地を考慮すると、水草よりも流木や石から「リグニン」を摂取する傾向が強いように思われます。。。飼育には、流木が必需品!絶対入れてね!(灰汁抜きしないほうが喜びます)






((オトシン飼育について))

「オトシン」は、基本的に群れで生活するお魚です。。。水換え後や夜間、彼らは群れを成して、水槽を泳ぎ回っています。(ちゃもさんは、これを「オトシン祭り」と呼んでます)
ファロ支部では、この行動を「スクーリング」と呼んでおり、この種のお魚には非常に重要な行動だと考えています。一種のコミュニケーションかと思っています。

それなのに、、、

誰が言いだしたのか、、、「オトシンは60cmに1・2匹」でよい・・・。。。

果たして、1・2匹で群れと言えるのでしょうか?


水質が安定していて、そこそこ水草が繁茂している水槽ならば、少なくとも10匹は入れることをお勧めします。(もちろん、状態の良い個体を選んで買いましょう!)まぁ、どんなに状態の良いオトシンを購入したとしても、普通はその中から1~3匹は短期のうちに死んでしまうでしょう。。。でも、色々悩まないで下さい。「オトシン」とは、本来、そうやって死んでしまうものなのです。一説によると、それは、「自然と弱い個体が死んで、その死骸を残った仲間が食べて、急場を凌ぎ、群れを維持する」のだそうです。。。夜な夜な、そんなことをスクーリングで打ち合わせしているのでしょうかねぇ・・・。つまりは、新しい環境に群れが馴染んでエサを取り始めるようになるまでの間、群れがエサに困らないように、と言うことなのでしょうかねぇ。。。
死んだオトシンは、“綿カビ”などが生えていないことを前提に、掬うことなく、仲間の重要なタンパク源となりますから放置。。。それが、「ファロ支部流」です。

繰り返します・・・、
群れを守るために、その中の何匹かが死んでしまいます。。。逆に言うと、死んだ仲間の死肉が貴重な食料となり、それは、群れの存続の為の“大切な食料”となるわけです。。。

重要なのは、導入する数が2匹・3匹では、到底、そういった行動が出来るはずも無く、強いては導入した固体すら存続することが出来なくなる可能性が高い、と言うことです。。。そうは言っても、中には、屈強な「オトシン」が居て、1匹だけでもめげずに死なない個体も居ます。。。当たり外れのようなものですが、大体20匹に1匹は、何をやっても死なない個体が居るのも確かです。。。



具体的に、群れとは何匹から?でしょうか。。。ショップでの入荷状態とキープ状態にも寄るとおもいますが、「少なくとも6匹」は同時に水槽に放流して頂きたいと思います。。。

実際の飼育では、予め「何匹のオトシンを飼うのか?」、その数字を決めて下さい。(最低でも6匹以上です。)そして、死んだらその死んだ数だけ、なるべく速やかに補充し、決めた飼育数を先ずはキープするように管理してください。。。そして、徐々にその数を増やしてみてください。そうこうしてお金を使っているうちに、、、ある日突然、「オトシンが死なない」水槽になります。。。

これは、どういうことかというと、「その水槽のろ過と環境のバランスの中で、オトシンが仲間を犠牲にすることなく、群れを形成できる理想の飼育数!」になった、と言うことです。

更に増やしていくと、今度は、突然ポツリポツリと死ぬオトシンが出てきます。。。これは、その水槽環境が許容できる数以上のオトシンが入った証拠です。群れ全体が、エサ不足を感知し、弱い固体が犠牲になった、、、と、考えられます。

その飼育数は、水槽個々によって、微妙に違うものだと思います。。。まぁ、でも、例えば、、、60cm規格水槽で、2213クラスのろ過が利いているとすれば、ざくっと「20匹~30匹」ぐらいは飼育できると思います。。。「10匹」はまだまだ余裕のある数字です。。。


※ あくまでも、私が考えた飼育理論に基づいた実践の飼育方法です。そして、「オトシン」を中心にした飼育スタイル環境下でのお話ですので、全ての水槽にこの理論が当てはまるものではありません。


30匹のオトシンが一斉にスクーリングする水槽、、、いいと思いません?

やっぱ、地味ですかね???




あっ、ちなみに「ファロウェラ」も群れで生活するお魚です。。。



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by ybkj | 2006-09-23 01:52 | おとしん

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