「L134」について考える その弐 (模様の巻)

こんにちは。ybkjです。

最近、巷ではエコエコエコエコとうるさいですね。。。
「エコロジー」を考える事はとても大切なことですが、どうも最近は『エコ=企業の儲け・・・』、という構図が見え隠れして、とっても胸くそが悪いです。

エコ大国と言われている欧州各国でさえ、日本が足元にも及ばないぐらい、資源を浪費しているのに・・・。浪費することを奨励しているわけではないですよ。。。
日本は、間違って解釈されている「エコ」に税金掛けないで、もっと国が強くなる事するべきでしょう・・・。
食料自給率とか、第一次産業の育成とか、道徳教育だとか・・・。


まぁまぁまぁ、、、少なくとも、今の日本人は公共の場でのモラルが崩壊していますよね。。。寂しい限りです・・・。



さぁ、バッチリと社会的問題を提起したところで、気分を変えて「L134」について、もう少し展開して行きましょう!!




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前回のエントリーでは、本種の故郷からフィードバックされる飼育環境を考えてみました。ダラダラと長きに渡って書いたわりには、言いたいことってすごく少ない気がします・・・(汗。要するに、本種を飼育する上で重要と思われる要素は、次の3点に集約できると考えています;-
 ① ストラクチャー
 ② 水流と溶存酸素
 ③ 冷凍アカムシ
もちろん、これら3点の他に、ろ過がしっかりと効いていることや、水換えによる水質の維持等、基本的な水槽管理が日々きちんとこなせている事が前提条件なのですが・・・。

上の写真の個体は、今年の5月1日に生まれた子供のうちの1匹です。月齢で5ヶ月を過ぎたところですが、ご覧のように、とても美しい模様をしています。。。このコントラストは堪りませんなぁ~。。。
「稚魚」から「幼魚」のうちは、背中(背ビレの前側)に、2つの突起物(角のようなもの)が生えています。写真をよ~っく観て頂くとわかるのですが、鬼の角みたいなもののが、左右に一つずつ生えているのが判ります。この“角”は、「幼魚」から「若魚」になると、自然に消えてなくなってしまうのですが、一体全体、何のために生えてくるのでしょうかねぇ~?
考えられる理由として。。。「幼魚」までの時期は、吸盤状の口で石や流木の表面に吸い付く力が強くないでしょうから、比較的流れの速い場所に棲んでいる場合、咄嗟に流されてしまわないとも限りません。まぁ、実際は、流れの表側に出てくる事はないと思うのですが・・・。それでも、石と石、または流木の隙間の「ストラクチャー」に身を寄せていた時でも、咄嗟の流れの変化で流されてしまうかも知れません。その時、いざと言う時に、この角のような突起物が鉤(かぎ)になって、極力流されるのを防いでいるのではないでしょうか・・・。流れの表に晒されるという事は、即座に天敵の餌食となってしまいますから、流される前に引っ掛ける、、、のに役立っているのかもしれないですね。その証拠に、「若魚」になって、自由に泳ぎまわれるようになると、用済みとなった“角”もなくなってしまいます。

って、私の勝手な妄想なんですけどね(汗。。。




さて、本種の最大の特徴でもあり、魅力でもある、その模様ですが、以前から申していますように、日々成長とともに劇的に変化して行きます。

変化していく過程を、勝手に4ステージに分けてみました。

 - 「稚魚」の時期は “黒地に白ブチ模様”
 - 「幼魚」の時期になると、反転して “白地にはっきりくっきり黒ライン”
 - 「若魚」になると “模様が乱れ始める”
 - 「成魚」になると、“それぞれの個性的な模様”

本種は、何度も言うように、成長に合わせて模様が多様に、そして個性的に変化していきます。。。中には「ダップルド」と言われるブチ模様に変化する個体や、そのまままっすぐ変化も少なく成魚になる個体も居ます。はたまた、ネットワーク状の複雑な模様に変化する個体も見受けられます。体形もさることながら、模様の良し悪しは、その個体の値段に大きく影響するでしょうから、売る側からしても買う側からしても、とても気になるところですよね!


では、画像で模様の変化を追ってみましょう。(同一個体ではありません。。。あくまでも一般的な傾向を示しています)


① 「稚魚期」の模様
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新しく撮ることが出来ませんので、使いまわしで勘弁してください・・・。
この時期の模様は、とても本種の子供とは思えないぐらい地味な模様をしています。まぁ、この時期に目立った模様だと、しっかりと天敵に見つかってしまいますから、このぐらい地味で良いのだと思います。実際、この模様だと、石の表面の染みや模様にカモフラージュしているようにも見えなくはないので、結果的には、かなりロービジュアルな模様なのではないでしょうか?



② 「幼魚期」の模様
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まぁ~、ショップで最もよく見受けられる模様?
最近では、複雑な模様=高値、なのでしょうか?それとも、入荷がそうさせているのでしょうか?成魚が多く売られるようになりました。しかし、数年前だと、販売されているほとんどの個体が4cm~5cmぐらいでした。という事は、この写真の個体よりちょっとだけお兄ちゃんってことだと思うのですが・・・。
で、この時期になりますと、すっかり「稚魚期」とは模様が違ってきます。白と黒のバランスが逆転して、白地ベースに黒い直線、、、と言った模様に変化します。



③ 「若魚期」の模様
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この子は確か、、、3年前に繁殖させた個体だとおもいます。。。
「L134」の模様の変化は、“頭部”から始まります。実際は、“頭部”の模様の変化はかなり若い時期から始まるのですが、模様変化の進行はとてもゆっくりで、“胸ビレ”あたりで一旦止まるような気がします。この個体は、その時期も終わり、成魚に向けて模様を変化させ始めました。
繁殖を早急に狙っているアクアリストの方は、この模様に注目して下さい。図体が大きくても模様の複雑化が“上半身”だけの個体は、まだまだ成魚にはなりきっていません。証拠として、下半身がまだ「幼魚期」模様のままです。。。繁殖させられるようになるには、更に2年ぐらい必要でしょう。。。
ちなみに、この時期に雌雄差を見極めることは、はっきり言ってかなり難しい。。。というか、判りません・・・。



④ 「成魚期」の模様
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この個体は、5年前に購入した個体です。当時は「若魚」でしたが、立派な「成魚」になりました。
「若魚期」の模様変化が、“頭部”から始まって、最終的に“尾ビレの付け根”まで達すると、一応模様の変化は終了となり、無事に「成魚」となります。
その後も多少の変化はあるようですが、この時期までに、その個体が持ち合わせる固有の模様がほぼ確立されると言っても良いと思います。
そう考えると、本種は生まれてから成魚になるまで、5年~6年必要ってことになりますかね・・・。意外と成長が遅い種類なんですねぇ~。。。
ちなみに、写真の個体はメスだと思います。




あれ?・・・、 「L134」・・・、終わらない・・・。



終わらないので、、、もうちょっと引っ張って、「その参」に繰り越します・・・。










その他、我が家に居る「シマシマ」プレコ達を簡単にご紹介。。。


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Lナンバー「L066」こと、「ハイプアンシストゥラスsp.」、販売名「キングタイガーペコルティア」(「キンペコ」)です。
このお魚さんと近縁種は『トカンチンス川』や『シングー川』に広く分布しており、地域変異が多く報告されている種類です・・・。
今年になってから、ブラジル政府の輸出規制魚種に正式になってしまったようで、今後は入手が困難になるような事が盛んに言われておりましたが、輸入数量はだいぶ減った感じですが、何故だかいまだにチョボチョボ入荷しています・・・。
ちなみに、近縁種のLナンバーは「L173」「L318」「L333」「L401」。「メガクラウン・・・」とか「ニューインペリアル・・・」とか「キングロイヤル・・・」だとか、とても豪華な名前がつけられている人気もの達です!!
完全な「肉食」プレコですので、植物性の食事は基本的には不要です。。。お腹を空かすと、仲間の体や混泳魚の体を舐めまわす癖を持っていますので、出来れば“肉”を切らさないように給餌しなければいけません・・・。



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もうすっかりお馴染みの「L204」です。色々な販売名が付いていますが、本名は「パナクエsp.」です。
一時期、小型の「パナクエ」を「パナクォラス」と呼ぶ時期がありましたが、今では全て「パナクエ」として統一されています。。。
木をかじる、というか食べる種類で、先の「ペックオルティア」や「ハイプアンシストゥラス」とはちょっと食性が違いますから、飼育する際はほんのちょっとだけ注意が必要です。“肉”もちゃんと食べますが、それ以上に“流木”や“コケ”をガシガシ食べますので、このお魚を飼う時は、たっぷりと流木を入れてあげて下さい。
また「L204」は、“ストラクチャー”を持たず、“縄張り”をもの凄く主張する種類で、慣れてくると水槽内を縦横無尽に暴れるようになります。




我が家のプレコ、、、これ以上種類は増えないでしょう・・・。って言うか、増やさないぞ!!
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by ybkj | 2008-10-11 12:03 | 縞縞鎧鯰

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