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「卵」 Day 2 Whose eggs are they ?

皆さん、こんばんは。ファロ支部ybkjです。

さて、産卵後2日目(48時間)が経過しようとしています。

卵の様子は?と言いますと、、、

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うん!いい感じです。。。
(前列右から3番目の卵は、食卵された後・・・。byマクリカゥダ)


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きちんと受精しているみたいです!
この24時間で細胞分裂も上手く進んでいるようです。安心安心。。。




ロリカリア科に属するお魚の産卵形態は、大きく分けて『5つ』のメソッドがあります。


① Cape spawner with Parental care。
『くぼみや土管、流木の隙間など、洞窟状になっている場所の奥に産卵し、オスが孵化するまで卵の面倒を見る』形態です。プレコなどはほとんどがこの形態と言われています。


② Plants spawner with Parental care。
『水草やろ過パイプ、ガラス面など、垂直的に産卵し、オスが孵化するまで卵の面倒を見る』形態です。ファロウェラ、スチュリソーマなどが代表例です。


③ Plants spawner without Parental care。
俗に言う『産みっぱなし』型です。。。産むだけ産んで(しかもあちこちに散らかす)、ほったらかしの形態です。オトシンクルス、ヒソノタス、パロトシンクルスなどが代表例です。親も食卵します。。。その他、コリドラスもこの形態ですね!


④ Substrate spawner with Parental care。
『流木や石、底砂に平面的に直接産み付け、オスが孵化するまで卵の面倒を見る』形態です。
リネロリカリアがこの形態ですが、環境やストレス度合いによっては、①・②の形態を取ることもあるようです。


Mouth Brooder Lip Brooder with Parental care。
『自分の口から腹部にかけて卵を接着させ、オスが孵化するまで面倒を見る』形態です。
ロリカリア、プセゥドヘミリオドン、アピストロリカリアなどが代表例です。

(訂正) Mouth Brooderだと、「口内で子育て」する意味合いが強いですので、
      『Lip Brooder』(口外と言う意味)に訂正致します。。。2006.09.01



さてさてさて、それで、問題の「22個の卵」なのですが・・・。。。

ある朝、“ポロっ”と底砂に落ちていたわけです。。。
この水槽には「コリドラス・ゴッセィ」が同居しているので、「産みっぱなし」ならゴッセィの可能性が一番高いのです。。。が、産み付けていませんでした。。。コリドラスの産卵経験があるアクアリストなら判ると思うのですが、砂の上に漂う「コリドラスの卵」など、想像できません。。。よね?

で、ファロ支部のバイブル「MERGUS WELS ATLAS band 1」(ロリカリア本)を見てみたんです。そしたら、その卵の色、艶、形状、大きさ、などが、561ページに掲載されている「Apistoloricaria condei」の卵にそっくりだったのです!


ってことは、、、この水槽で、アピストロリカリア・コンディに一番近いお魚って???














「卵」 Day 2 Whose eggs are they ?_b0088646_0262850.jpg


わざわざ、写真に収めるために出てきてもらいましたよ!

Crossoloricaria rhami Isbrucker & Nijssen, 1983


ただ、疑問も残されています。。。

このお魚の産卵形態は⑤のマウス・ブルーダーリップ・ブルーダーです。
なのに、何故オスはブルーディングすることを放棄してしまったのでしょう?
無精卵でもないのに・・・。

何かのストレスがあったのでしょうか??
それとも、水槽の何らかの環境がそうさせたのか?
マクリカゥダの嫌がらせも考えられます・・・。


まっ、何にしても、「ネグレクト」(子育て放棄)はいかんよ。。。



ということで、十中八九、クロッソロリカリア・ラミーの卵と断定致しましたが、、、
これで、ゴッセィだったら、どうしよう。。。



ちなみに、本当にC.ラミーだったら、本邦初の繁殖実績です!!
おぃ、ファロ支部、すっげーよ!! 自分で褒めるなって(爆。。。



by ybkj | 2006-09-01 00:39 | 産卵繁殖

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